季節の変わり目に‟抜け毛が増える”って本当?

ヘア

長い冬が終わり、やっと春めいて過ごしやすくなったと思ったら、なんとなく肌がカサカサすると気になることはありませんか?季節の変わり目は、肌だけでなく頭皮も乾燥します。「かゆみ」で掻きむしり「抜け毛」の量にギョッとしてしまった方!ついお肌のお手入れ中心になってしまっていませんか?髪や頭皮を気にかけてあげる時期です。今日からすぐできる事ばかりですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

季節の変わり目に頭皮が乾燥するワケ

冬の間、冷たい外気や暖房の風で肌は酷使されていますがそれは頭皮も同様です。気温が上がると空気も乾燥します。さらに雨も雪も降らない春が近づくと今までは気付かなかった症状が、肌や頭皮にも現れてくるのです。
季節の変わり目に急に温度が上がると、その温度変化に体がついていけず体調を崩すことがあります。暖かくなりホッとした途端、寒気疲れが出てダルさが抜けなかったり、花粉症をはじめとするアレルギーに悩む時期でもありますよね。
また、冬から春に向かうにつれだんだんと日照時間が長くなると、気付かないうちに活動時間が長くなり身体的に疲れも溜まり始めてしまい、自律神経の乱れにつながる事もあるそうです。
これらのことが体調不良を引き起こし、体の血行不良、新陳代謝の低下を招き、肌や頭皮が乾燥してしまう原因と言われています。

頭皮が乾燥するとどんな症状が出るの?

抜け毛

頭皮が乾燥すると血行が悪くなり、髪の成長に必要な酸素と栄養が行き渡らなくなります。
髪の成長が止まってから自然に抜けるのは正常の働きですが、頭皮が乾燥すると、成長が終わる前に髪が抜けてしまうのです!頭皮の乾燥の主な原因は、洗浄力の強いシャンプーを使うこと、頭皮が紫外線を浴びることです。洗浄力が強いシャンプーは、保湿のために必要な皮脂が洗い流されて頭皮が乾燥します。肌が乾燥するとかえって皮脂の分泌が過剰になり、髪の成長を妨げる可能性も否定できません。
また、紫外線は皮脂の細胞を破壊し、老化が進むことも抜け毛につながります。

かゆみ

頭皮が乾燥すると、保湿成分の蒸散でバリア機能が低下しかゆみが起こります。これは肌も同じで、乾燥する冬の時期は、腕や脚、顔もかゆくなりますよね。かゆみがあるところは炎症していますので赤味も伴います。炎症している頭皮を搔きむしるのは特に要注意です!

乾性フケ

目に見えるくらい大きく剥がれ落ちた角質細胞の正体が「フケ」です。カサカサの「乾性フケ」は頭皮のターンオーバーが乱れ角質がはがれたものです。白くてカサカサしているため、黒っぽい洋服を着た時にパラパラ肩に落ちるととても目立ち、不潔な印象を与えてしまいます。

頭皮の乾燥を防ぐための方法

シャンプーの方法を見直す

頭皮がかゆいからといって、「ちゃんと洗えてないのかな?」と思いゴシゴシ強く洗ったり、シャンプーの量を多く使い何度も洗ったりすると、逆に頭皮が乾燥してしまいます。
お風呂では頭を洗う前に体をよく温めていますか?頭皮の毛穴がピッタリ閉じた状態でシャンプーしても、汚れや余分な皮脂は落ちてくれません!まずは毛穴を開いた状態にしてから、ぬるま湯シャワーで髪の毛全体を洗い流し、そのあと保湿成分が含まれたシャンプーで優しく洗ってあげると、かなり症状は落ち着きますよ。

食生活に気をつける

頭皮は肌の一部でもあるので、肌の調子を整えるためにはバランスの良い食生活が大切です。特に肌の新陳代謝を促すビタミンB群を多く含む食品を中心に、肌の保湿や鎮静効果があるビタミンC、亜鉛やマグネシウムなどのミネラルも活性酸素の消去に関係するので肌と頭皮にとっては欠かせない食品です。

ビタミンBを多く含む食品

・豚肉
・緑黄色野菜(ほうれん草や小松菜)
・卵
・大豆食品(納豆など)
・マグロ

ビタミンCを多く含む食品

・ブロッコリー(加熱しすぎない)
・赤ピーマン(加熱しすぎない)
・アセロラ(アセロラ果汁が入った飲料でもOK)
・イチゴ
・パセリ

ミネラルを多く含む食品

・牡蠣
・ゴマ
・海藻類
・ドライトマト
・ドライフルーツ
・アーモンド、クルミなどのナッツ類
・大豆食品(きな粉、豆腐、納豆など)

人間の体はとてもデリケートにできています。細胞の活動をサポートしたり頭皮の健康の基になったりといったとても重要なはたらきがある栄養を、効率よく積極的に摂りましょう!体の内側と外側の両方からケアし、肌と同じように頭皮もいたわってあげたいですね。

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