新卒でブラック企業に入社!財布もスマホもとられて山に連れていかれた話【前編】

ライフスタイル

近年では労働基準法が改正されブラック企業が減ってきたといわれています。
しかし、令和になった今もお構いなしで、労働基準法違反をしている会社も多くあるのが現実です。

私が入ってしまった企業はとある不動産の営業部
上司から許可が出ないと帰れず、残業、セクハラ、パワハラ当たり前、減給、福利厚生が受けられない、などすべてが最悪の会社でした。
今回は筆者が実際に体験した超ブラック企業について書いていきます。

ブラック企業ってそんなにあるの?

ブラック企業ってそんなにあるもの?と思っている令和の就活生たちもいるでしょう。あるんです。ホントにたくさん。
私も令和に入ってから就活を始め、時代も変わってきているし、そこまで古臭い会社もあまりないだろうと軽く考えていました。
ところが、よりによって入った会社が超ブラック企業だなんて…と運の悪さを嘆いていましたが、大学の友人らも入社したらブラックだった、という人が多くいたのです!

残業代が出ない、大きい声で怒鳴られる、朝は始業時間の1時間前に出社を強要されたり、堂々とセクハラされるなんてことも。

もちろんホワイトな企業もあります。しかし、やはり競争率が高かったり、給与面で見劣りしてしまったり、疑ってしまう気持ちからなかなか見極められないことが多いのです。。
私もその一人でした。

新卒が見落としがちな危険信号

なぜ私はよりによってブラック企業を選んでしまったのか、もう少し慎重になればよかったと後悔しています。今思えば、アレはおかしかったな…という点がぽつぽつ出てくるのに…(笑)
ブラック企業のどんなところに騙されてしまったのか、これにはいくつかポイントがありました。

募集要項と現実のギャップ

まずは、募集要項とそこまで違うことはないだろうと思い込んでしまうこと。世の中には書いてあるだけ、ということも多いのです。
どうにか訴えられないかと試行錯誤しても、そういった会社は慣れているので抜け穴を用意しているんですよね。。
書いてはいるけど、途中で変わりましたと言えば済むことですから。
私の会社の場合、募集要項に書いてあった福利厚生は、成果が出ていないなら受けられないと入社後に発表されました。また、食事補助も入社3日ほどでなくなるというオチでした。

会社説明会の内容を鵜吞みにする

まさかここにウソはないだろう、そう思っていました。会社公式の説明ですから。でもブラック企業はこれもお構いなし。入社すれば勝ちと言わんばかりの耳障りの良い言葉のオンパレード。
社会人生活に期待をしてしまうような言葉が次々と並べ立てられます。悪い部分を巧妙に伏せて実績を説明されると、この会社は安全と思い込んでしまうのです。

社内見学で、仕事の雰囲気を見て回りましたが、ここでも「社員も意外と多いんだ~」など安心感を覚えました。思い返すと、去年一昨年の採用人数を考えるとかなり少なかったのですが、その時は全く気づきませんでした。。

先輩の経験談に安心する

実際に働いている先輩に質問できる時間がありました。そこでは入社2年目の先輩が、入社してどうだったか等の体験談が聞けるのですが…。

会社のいいところに関しては、こんな会社他にはない、他はもっと厳しいよ!などいわれ、会社の厳しい部分について聞くと、社会人としては当たり前だからしょうがない、といった風に答えられました。
大体の人は、ここで会社の良いところが耳に入り、悪いところは社会人全体に共通するなら仕方がないことなのだと思い込んでしまうのです。

面接は意外とすんなり

すでに何社か内定をもらっていましたが、とりあえず給料もいいし面接を受けよう!ということで受けに行きました。
面接は、1次~3次まであり、人事⇒部長⇒社長 の順で1:1で面接をしていきます。

1次も2次も、まるで雑談をするかのような軽い雰囲気で、履歴書を見ながら話し、いくつか質問をされます。特に意地悪な質問もなくにこやかに終了に、、
3次面接はさすがに緊張した空気が流れましたが、10分ほどで会話をしてあっさり終わりました。

3次面接の帰りに人事から電話があり、合格の通知をされたのですが、面接から1時間もたたずにたあまりの速さに驚きました。

入社直後の不穏な空気

入社後は驚きの連続で思わず「詐欺じゃん…」とこぼれてしまったほど。

入社初日、社内の空気に違和感

初日から、すでに様子がおかしい…。初めてだし少し早めに行っておこう、と30分ほど早めについたのですが、すでに仕事を始めている先輩たちがいたんです。
とりあえず、先輩に挨拶をして自分の名札のある席へと向かい様子を見ていると…。

みんな会社に入るときに、運動部のようなものすごい大きな声で挨拶をして入ってきます。この時点でドン引きでした。

雇用契約書を配布され、サインをさせられました。いくつか雇用形態があり、週5で早めに上がれるタイプから週6で毎日残業3時間あるタイプなど5タイプほど。
新卒は全員、週6で毎日残業3時間ということで、あとから選べるようになるという話でした。

まあ若い時は多少無理してでも貯金をしておいた方がいいだろうと、その時は無理やり納得。しかし…これだけではありませんでした。

耳を疑うような独自の社内ルール

まず出社後には、全員に向けて大きな声で挨拶、その後に会長、社長、部長、自分の上司の順に挨拶をするというもの。その他にも、

  • 朝は新聞を読んで、業務に関する内容を朝礼で発表する
  • 朝礼で社是・社訓、営業心得などを大声で読みあげる
  • 掃除担当は始業前に掃除を終わらせる
  • 始業前には携帯を会社に預ける
  • 8時を過ぎたらカメラをオンにしてZoomを付けておく
  • 社長が帰るまで社員は帰ってはいけない
  • 2か月に1回、全女性社員と社長だけの飲み会がある

…など、その他こまごまとしたものもありましたが、どれも耳を疑うレベル。
女性社員と社長だけの飲み会…?しかも全グループ企業の女性社員が参加するということで、人数はかなりのものでした。

新聞は必ず契約するよう申込書を配布されましたが、私はこの時点で1年もいられないと思い、年間契約はせず、毎朝コンビニで買うことにしました。。

唐突に告知される合宿

入社して3日ほど、会社についての資料や社内のルールなどの説明が終わった後、唐突に週明けに合宿に行くと言い渡されたのです。

考える暇を与えない

期間は2週間。あまりの急さにみんな驚いていましたが、去年は前日に伝えられ、準備もままなら無かったそう。今年はまだ1日休みを挟むだけマシのようです。

皆が混乱している中、特に説明もなく準備するものが書かれた紙を渡されました。
新生活を始めたばかりで、最低限のものしか持ってこなかった私は持っていないものも多く…。もう週末、1日ですべてを準備するしかありません。。

足りなかったものをどうにかドンキなどで揃えられましたが、かなりの散財になってしまいました。
そして問題はペット。長期のお預けは高額なので、急いで家族に相談して、妹が世話をしに来てくれることでなんとか解決しました。休日のはずなのにバタバタ過ごすことになり、まったく休んだ気がしません。。

入社して数日。すでにまともではないブラック臭を感じていましたが、これから更なる地獄が待っていたのです。

【合宿当日】周りはちょっと遠足気分

同期は30人ほどで年齢も性別もバラバラ。18~23歳と幅が広く、20歳くらいまでの子はキャッキャしていました。
同行するのは、1次面接の時の人事と元営業部の先輩。
スマホが使えないということ、財布も持てないことを伝えられ、周りはかなり不満が溢れていました。

しかし、新型コロナウイルス感染防止のため、旅館は貸し切りということで、太っ腹ー!などの声がちらほら。
ただ、私は大学の先輩から稀にこういった「合宿」があるということを聞いていたため、まさかな…とは思いつつも不安を募らせていました。

にじみ出る性格の悪さにヒヤリ

行先はとある山、宿泊施設などの情報もなく、バスに乗せられ何もすることのない時間が続き、だんだんこの合宿の正体について確信に変わっていきます。

周りは油断していたのか、移動中のバスで寝てしまう子もいたのですが…
そうすると、人事は寝ている子の写真を一人一人撮っていき、「この時間も仕事中なのに舐めてんな」などブツブツ言いながら、目の前でパンッと大きな音をたてたり、大声で起こしたりしていました。

後から知った話ですが、撮った写真などはすべて社長へ報告していたそうです。。。

後編に続く

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